地球の贈り物 活性石 塩野崎悦朗 著 文庫サイズ・48頁 まえがき —— 植物、動物、人間を健康にする わたしの住んでいる長野県は、四方を山に囲まれた、文字どおりの山国です。
中央には日本アルプスが走り、北太平洋プレート、太平洋プレート、フィリピンプレートが、ちょうど長野の下あたりでせめぎ合っています。
動かざること山のごとし……とは信玄公の言葉ですが、実は、地質学的には、この長野などは激しく動いています。
また、世界的にもきわめて珍しい、複雑な地質を示す土地でもあります。
さて、その長野県の塩尻がわたしの住む場所ですが、20数年前にわたしはここで石を粉にした「石の粉」と呼ばれるものを手に入れました。
この石、実はただの石ですが、なんとも不思議な石なのです。
というのも、わたしがいうのもなんですが、医者に見放された末期のガン患者が、石の粉を食べて、ニコニコしながら歩いている……というのです。
伝説や言い伝えではなくて、実際にそうなのだというのです。
本当なのでしょうか。
事実は人間ではなくて、ウシやニワトリ、ブタ、コイ、さらにはリンゴの木、ブドウなどの病気が改善されたのですが、この噂を聞きつけた人が、「人間にもいいのでは?」と、利用し始めたのです。
もう一度いいますが、これは単なる、石の粉なのです。
特別な成分が入っているわけではないのです。
ただ、自然の中で、何十万年という長い歳月をかけて地上に現れた、自然の力を秘めた石であることは間違いないのですが、現在の科学で立証できるような特別な成分はないのです。
現在「石の粉ファン」ともいうべき人たちがおられ、愛用されています。
そうした人たちの話を総合すると、 「子宮ガンが消えた」 「いや、私の父は胃ガンがなくなった」 「うちの親戚は腎臓が悪かったけど、活性石で……」 となんとも驚くような話が集まるのです。
わたしにとっては、これ以上のことはいえませんが、なんともおかしな、そして不思議な話です。
一体、なにがこの「石の粉」に存在しているのでしょうか。
ともすれば、わたしたちは「効くにはそれなりの成分が必要だ」と思いこみがちです。
確かに成分は必要でしょうが、でもそれだけでは解明できない未知の力もあるのではないでしょうか。
そういった、データに現れない成分——エネルギー・パワー——こそ、この活性石の本質ではないか、とも感じます。
今後、大いに研究したいと思っています。
ともあれ、ただの石だけれども、凄い石……ということが、本著を読んでいただければご理解いただけると思います。
これは地球がわれわれ人間に贈ってくれたプレゼントではないかと感じます。
その秘密の一端をみなさまにご紹介したいと思います。
なお、詳細な内容は『不思議な石の粉』『やっぱり凄い!石の粉』(ハート出版刊)の両書に書かれてありますので、本著を読まれて興味をもたれた方は、そちらも併せてお読みいただければ幸いです。
(なお、活性石とは発見者であるわたしの命名です) 目 次 —— 第1章 クスリになる石もある ・不思議な石から不思議な力 ・活性石の秘密は多孔質にあった! 〈コラム〉活性石はどうやって発見するのか 第2章 活力が病原菌を撃退する ・雑菌が減って豆腐がうまくなった ・魚たちも知っている活性石の秘密 ・植物も活性石の力を知っていた ・土壌を元気に、樹も強くなる ・ニワトリとウシに超人気 ・悪玉細菌と善玉細菌 ・ネズミも知っていたその効果? 第3章 医者も驚く不思議な力 ・担当医が首をかしげるその秘密 ・泥を貼り付けて痛みが消えた ・抜群の毛髪促進は本当だった ・パワーの秘密は地球の気からくる? 〈コラム〉天然塩には活性石がよく似合う 第4章 日常生活の中の石の粉 ・お風呂の水もこれできれい ・髪が甦る秘密とは ・まだまだ凄い! 未知なる力 【ハート出版ふるさと文庫】活性石の秘密