Fattoria AL FIORE 宮城県川崎町で2015年からワインをつくっている農場=Fattoria。
蔵王連邦の麓にあるこの町はとても穏やかで、静かで、心地よい土地。
畑と田んぼ、山と湖、小さな商店街とあたたかい人々。
「AL FIORE」は、代表の目黒浩敬氏が2002年仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前。
日本語で「一輪の花」を意味するAL FIOREということばには、みなさんを魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、いつかお花畑のように、もっともっと多くの人々の幸せへと広がるようにという願いが込められています。
「Fattoria AL FIORE」の活動は、レストランから始まったAL FIOREの次のステージである「お花畑」の基盤をつくる第1歩。
ワイン造りを通してご縁をいただいた素晴らしい仲間たちの活動を応援(支援)できる存在でありたいと考える。
2014年、最初の畑を開墾した川崎町安達の周囲は耕作放棄と過疎化が進んでいました。
ここを人が集まる場所にできないだろうか? と考え、農園を開いてぶどうの樹を植え始めた。
志を持ったたくさんの人が集い、誰もが対等な立場で、自然の恵みをいただきながらものを創造し、その喜びをさらに多くの人と分かちあう状況をつくる。
この想いが活動の原点。
ぶどうについて 自園ぶどうについて 2014年から川崎町安達の畑でぶどうを栽培しています。
現在、1.5haの畑で垣根栽培をしています(2018年5月現在)。
美味しく健全なぶどうを栽培することは「生きている土壌」をにすること。
土壌にいる多種多様な微生物の環境バランスを整えて健康な土壌を育むことで、美味しく健全なぶどうを育てることを目指しています。
必要以上の施肥をせず、土壌に合わせてゆっくりと育むことで、その土地の耐候性を持ったぶどうに育つでしょう。
そしてきっと力強い味わいを持つだろうと考えています。
また、ここに適した品種を選定するため、多品種のぶどうを育てています。
単一栽培でなくさまざまな植物や生き物と共生することで、多様性に富んだ環境になると考えています。
仕入れぶどうについて 2018年現在、仕入れぶどうのほとんどは、お隣の山形県南陽市、そして高畠町のぶどう農家さんが栽培する、主に生食用ぶどうです。
農家さんおひとりおひとりの園地に定期的に足を運び、収穫時期や、収穫前の手入れなども、農家さんと相談しながら決めていきます。
醸造について 温度管理 通常、白は低温、赤はより高い温度で発酵させるといったセオリーがありますが、私たちは、機械や設備を使った温度管理をほとんどいたしません。
初期の発酵が難しくなるような低温の場合にのみ、タンク自体にお湯を回しかけるなどして発酵を促すことはあります。
酵母 基本的に、ぶどうに付着している野生酵母のみで発酵させます。
意図的に培養酵母を添加することで、ぶどうが本来進みたい方向と離れたワインにしたくないからです。
ただし、外気温の影響などなかなか発酵がスタートしそうにない場合のみ、すでに発酵が始まっている醸造中の液体を、1000ℓに対して10ℓ程度添加する場合がございます。
培養酵母などのスターターや、乳酸発酵を促す培養乳酸菌などの添加剤は、今後も一切添加することはないと思います。
仕込み 基本的に、自社で早朝から収穫し、その日のうちに醸造を開始します。
プレスや除梗にのみ機械を使う場合がございますが、それ以外はぶどうに寄り添って繊細な状態を把握し、健全な発酵が進むよう見極めております。
その他 ワイン造りでは、一切の添加物を加えません。
農家さんにとって一年の集大成でもあるぶどうは、収穫のタイミングがすべてです。
手塩にかけてぶどうを育てた農家さんの顔を思い浮かべ、敬意を払って作業をします。
選果するときも収穫してからカゴの中で行うのではなく、ぶどうにとってストレスがかからないよう樹上で行います。
健全なぶどうのみで醸造するので、酸化防止剤の添加や、補糖・補酸・除酸なども不要です。
醸す期間やプレスのタイミング、アッサンブラージュなどで味のバランスを取ります。
生産者 Fattoria AL FIORE/目黒礼奈 容量 750ml 原産国 日本 地方 宮城県 品種 甲州44%、レッドミルレンニューム22%、デラウェア18%、ネオマスカット16% キャップ仕様 コルク 色 白 アルコール度数 10.0% 生産本数 1,576本 テクニカル 野生酵母/亜硫酸他添加物無添加/ノンフィルター 保存方法 冷暗所 販売者 亀田産業株式会社 栃木県宇都宮市川田町432 ※ラベルやキャップシールのデザインやヴィンテージが掲載の画像と異なる場合がございます。
何卒ご了承くださいませ ※未成年者への酒類の販売は固くお断りしています